しまむら ひんやり敷パッド

【しまむら ライズTOKYO 冷感敷きパッド 1,419円】

この商品の一番の特徴は、「安さ」と「デザイン」でしょう。星柄がプリントされており写真の色とは別にカラーバリエーションもあります。

表生地は、ナイロンとポリエステルでできた140g/㎡と少し薄めの生地です。「ひんやり感」も少し弱めといえるでしょう。プリントデザインが入っているのが特徴的です。「抗菌防臭」加工がされていて安心です。

中ワタは、120g/㎡と少し少なめですが、この価格帯ならばむしろ多めともいえるでしょう。

ヘムは平織生地なので光沢はありません。ゴムバンドは普通ゴムの白です。強化ゴムに比べて固定力はありませんが、切れてしまうわけではありません。裏地は白の平織生地です。

商品サイズは100x205cmと、敷布団に多いシングルロングサイズの100x210cmにも対応したサイズになっています。敷布団をお使いの方にはうれしいサイズです。

この商品は、しまむらにとっての最安値商品です。デザインを特徴としている商品で、それ以外のスペックは価格相応で大きな特徴はありませんでした。表生地に「抗菌防臭」加工がされています。

【しまむら 超COOLひんやり敷きパッドリバーシブル 2,970円

この商品の一番の特徴は、「機能性」です。非常に多くの機能が搭載されています。次に表生地の「ひんやり感」です。瞬間的なひんやり感は群を抜いています。冷感面は無地カラーの商品でデザインはありません。とにかく表面の「ひんやり感」を重視と言いたくなるところですが「機能」が多く驚きました。

表生地は、ナイロン100%の瞬間的なひんやり感を数字化する場合に最上級の接触冷感値が出やすい生地を使っています。こうした数字だけ高い生地というのはよくあるのですが、この商品の場合は、目付が240g/㎡とトップクラスの厚みです。これだけ生地厚みがあると当然「ひんやり感」は凄いことになります。また、生地の厚みを硬さで感じないようにキルトタイプをウェーブにして柔らかく感じるように工夫されてます。真っ青の生地で模様もなく、凹凸感はありません。キルトのウェーブによって海のようなイメージです。抗菌防臭より効果の高い「制菌」加工と、サラッとさせる「吸水速乾」加工がされています。凹凸感のない生地なので「吸水速乾」がありがたいですね。

中わたは、多めの185g/㎡です。全体の使用感を高めるのに十分なわた量です。しまむらはハンガー什器で陳列していますが、小さく畳んで販売するわけではないので、わた量が多くても陳列できます。わた量が多めで使用感はとても良いといえます。中わたには「消臭」「防ダニ」の機能わたが使われています。機能わたの量も十分でした。

リバーシブル裏面は、タオル地のシンカーパイルです。しっかりとした厚みの130g/㎡で、このボリュームならば是非、リバーシブル裏面を使って欲しいです。表面と違ってカジュアルなボーダー柄が涼しげに見えます。タオル地面にも「抗菌防臭」加工がされています。ちょっとだけ気になる点は、冷感面はナイロン100%生地特有の滑りやすさがあり、タオル地側を上にして使うときに敷パッド全体が若干動くようです。

ヘムは高級感のあるチンチラです。ゴムバンドは固定力の強い強化ゴムで、厚みのあるベッドマットレスにも使用できます。ブルーのカラーゴムが使われていて見た目の質感を高めています。この商品に抜け落ちた点は何もありませんね。

この商品の製品サイズは、100x205cmと敷布団に多いシングルロングサイズの100x210cmにも対応しています。敷布団派の方にはうれしいサイズです。当然ベッドでも使えます。

この商品は、表中裏すべての部分に十分なコストをかけて作られていると感じます。表生地は個性的な極厚生地で「制菌」「吸水速乾」があり、裏面はしっかりしたタオル地で「抗菌防臭」、中わたも多めで「消臭」「防ダニ」のわた。付けている機能にも無駄がないと感じます。これで2,970円か。はっきり言ってお買い得ですね。さて、この商品にはあと2つのバージョン違いがあるのでそちらも見ていきましょう。

【しまむら 超COOLひんやり敷きパッド裏メッシュやわらかめ】

この商品は先ほど高得点だったリバーシブルのバージョン違いですが、少しスペックが違うようです。表生地はほんのちょっと生地目付を変えています。「やわらかめ」の表現に合わせたのでしょう。しかし、やはりこの商品も高得点です。機能の数、機能の中身ともに無駄がありません。表生地の「ひんやり感」も結構強めです。

表生地は、ナイロン100%の冷感値が高くでやすい生地で225g/㎡とかなり厚めの生地です。先ほどのリバーシブルは240g/㎡でしたが、やわらかさを出すためなのか若干だけ生地のスペックを変えています。それでもかなり厚めなのには変わりありません。そして、やわらかさを感じさせるためにキルト形状もウェーブ型です。凹凸感の少ない生地ですが、サラッとさせるための「吸水速乾」加工をしています。また抗菌防臭よりも効果の強い「制菌」加工がされているので安心です。

中ワタは、ボリュームの出やすい中空ワタを使用。205g/㎡とかなり多めのワタ量で、やわらかなクッション性を感じられるようになっています。「消臭」「防ダニ」の機能ワタが入っていますが十分な量が入っています。「やわらかめ」とはペナペナのことではありません。深みのあるクッション性を指しています。

裏地は、「通気性」「クッション性」を高める3Dメッシュ生地です。150g/㎡と結構肉厚な3Dメッシュ生地で3mm近い厚みがあります。この3mmが敷布団やマットレスとの間に空気層を作って群れを軽減してくれます。3Dメッシュは旭化成アドバンスのメッシュ生地です。裏地側に「中わた吹出し防止不織布」が使われていませんが、この目付ならば吹出さないという設計者の判断なのでしょう。

ヘムは高級感のあるチンチラです。ゴムバンドは固定力の強い強化ゴムで、厚みのあるベッドマットレスにも使用できます。グレーのカラーゴムが使われていて見た目の質感を高めています。この商品も抜け落ちた点は何もありませんね。

この商品の製品サイズは、100x205cmと敷布団に多いシングルロングサイズの100x210cmにも対応しています。敷布団派の方にはうれしいサイズです。当然ベッドでも使えます。

この商品は、片面に特化して全体の使用感を高めた商品です。表生地のひんやり感も強めで、必要な機能もそれぞれ搭載されています。この商品も表中裏すべての部分に十分なコストをかけて作られていると感じます。表生地は「制菌」「吸水速乾」があり、裏面は結構肉厚な3Dメッシュ生地で「高通気性」、中わたはかなり多めでクッション性があり「消臭」「防ダニ」のわた。付けている機能にも無駄がないと感じます。2,970円ですから、はっきり言ってお買い得ですね。

【しまむら 超COOLひんやり敷きパッド裏メッシュかため】

でました。物凄い得点です。この商品の特徴大きく3つあります。ひとつは表生地のかなり強めの「ひんやり感」です。これはリバーシブルを同じですね。次に、「かため」と表現されていますが反発力のある「クッション性」です。そして最後に非常に多くの機能が搭載されているという「機能性」です。よく2,970円にハマるなあと設計者目線だと感じます。

表生地は、ナイロン100%の瞬間的なひんやり感を数字化する場合に最上級の接触冷感値が出やすい生地を使っています。こうした数字だけ高い生地というのはよくあるのですが、この商品の場合は、目付が240g/㎡とトップクラスの厚みです。これだけ生地厚みがあると当然「ひんやり感」は凄いことになります。抗菌防臭より効果の高い「制菌」加工と、サラッとさせる「吸水速乾」加工がされています。キルトが細かく若干ポコポコ感があります。「かため」と表現されていますが、「高反発」という言葉の方がしっくりくるような気もします。

中ワタは、「成形ワタ」という圧縮した固ワタを使っています。柔らかい機能ワタと組み合わせているので表面はやわらかく、芯があるようなクッション性になります。ウレタンではないので表現する根拠が難しいですが、「高反発」のようなイメージでしょう。縦成形ではないので若干の板のような感じはあります。しかし、人体が載るわけですから反発して持ち上げる力になっています。中ワタは全部で240g/㎡となりトップクラスの量です。ハンガー陳列ならではの極厚感でしょう。

裏地は、「通気性」「クッション性」を高める3Dメッシュ生地です。150g/㎡と結構肉厚な3Dメッシュ生地で3mm近い厚みがあります。この3mmが敷布団やマットレスとの間に空気層を作って群れを軽減してくれます。3Dメッシュは旭化成アドバンスのメッシュ生地です。裏地側に「中わた吹出し防止不織布」が使われていませんが、この目付ならば吹出さないという設計者の判断なのでしょう。

ヘムは高級感のあるチンチラです。ゴムバンドは固定力の強い強化ゴムで、厚みのあるベッドマットレスにも使用できます。ブルーのカラーゴムが使われていて見た目の質感を高めています。この商品も抜け落ちた点は何もありませんね。

この商品は、強いひんやり感を持つ表生地、数多くの機能、成形わたと3Dメッシュによる反発性、多くの特徴を組み込んだハイスペック商品です。こういう片面特化型でこれだけのコストを掛けて作られた商品ですから満足感も高いでしょう。表生地が凹凸感のない無地カラーなのでデザイン的な好みはあるかもしれませんが、スペックはとにかく高いです。2,970円というのが脅威的だと思います。

【しまむらひんやり敷パッドの総評】

しまむらは、オペレーションに優れた企業とよく噂を聞きます。ここまでのスペックを商品に組み込むためには、物流も経費率も低く収まっていないと難しいでしょう。当然、設計者の技術も必要です。自社開発商品については、価格以上の品質を組み込んでいるというのが率直な感想です。

【採点について】

正確な温度を設定できる熱源装置を導入したことで、検査項目、検査方法を見直しております。これに合わせて配点が変更となり、当初の簡易設備での評価点と数字が入れ替わっております。今後も精度向上のために再試験した場合、評価方法や採点結果を予告なく修正する場合があります。ご理解ください。